2011/10/25

kekko na otemae de







































先日李さんのうつわ展でお邪魔したエルマー・ヴァインマイヤーさんのギャラリー日日で
赤木明登さんの“ぬりものとお茶”という展示があり、
14:00から17:00の間、ご本人がお盆点前でお抹茶を点ててくださるというので行って参りました

今日は最終日とあり、また17:00ぎりぎりということもあり、すごく混雑していましたが、
それでもお2階の畳のお部屋で、美しいお茶碗、結構なお点前で
恥ずかしながらお抹茶をちょうだいすることができました

今回の展示のために、中身が組まれている茶の箱(茶道具一式)が展示販売されていました
1年前からの企画だそうです

美しい茶道具たちががそれら1点1点に合わせて織られて作られた美しい袋に包まれて
それらの全てが美しい漆の茶の箱にすっぽりときれいに収まり
ぴったりとした美しい袋に包まれてひとつに存在する

豪華ではあるけど間違っても派手ではなく、それぞれを並べて配置してみても、それぞれがくっきりとした意志を持っている
ずっしりとした時を感じさせるのだけど、そこには決して乱れない凛としたハーモニーがあります
それがひとつにまとまります


言葉にするとわかりにくいですが見てみるしかありません

確かなのはこれはこの上なく贅沢なものだということ

これでお茶をいただくということ
このような習わしを悠久というのではないかと口にはできませんが思いました

それは作家の個性を超えてそれ以上のものなんだな
美しいものとは(控えめに間違いなく私にとっは)そういうものなんだな

日本人として恥ずかしくお茶のことは詳しくありませんが、なんとなく感じました

お茶碗に財の全てをつぎ込んだという茶人の話聞いたことがあります
やはり深ーいですよね


ギャラリーで私はというと、赤木さんに質問されている方の傍らでお話をふむふむと聞いてました。。
赤木さんはお茶から漆に進んで行かれたようですね
18:00頃にもなるとお茶から茶の毛(御茶毛おちゃけおさけ日本酒)に変わっておられました
魅力のある方だと思います

短い時間でしたがすごく濃厚な時間を過ごすことができました

また機会があればゆっくりと輪島の工房の方にも伺ってみたいなと思いました

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