2012/03/23

Life


My modelのパナソニック車で、汐留パナソニックミュージアムにチェックイン
前々から行こうと思っていた展示、今和次郎の採集講義展に向かった
明後日まで―

今和次郎が生きた頃(1888-1973)、私には過ごした事がない時間や場所の
詳細なスケッチや記録を眺めているだけでも、何とも言えぬ大きなノスタルジーを
感じるのは、やはり私が日本人だからかしらと思う

関東大震災後、戦後を経験した中で日常生活を考察する“生活学”“服飾研究”など
新しい学問領域も開拓した氏

いかに生活するべきか、再考
ふくらみつつある衣類をハンガーなど見直して整理したのでした


別の日、“戦火の馬”を鑑賞
シナリオはともかくとして、
馬が全速で駆け抜ける様、馬の美しい筋肉、毛並み、従順な気質はやはり魅力的
嗚咽はきこえなくとも、涙をこらえ、鼻水をすする音、涙をぬぐう仕草、たくさん見受けました
...私も...かなりなものでした...

2012/03/17

Laundry


6~7年使った洗濯機が壊れてしまった
電子レンジや炊飯ジャーは壊れても新しいのを買い換えないが、
さすがに洗濯機がなくて、替わりに洗濯板では困ってしまう
新しいのを買ったけど、届くのが少し先...

雨が一日中降っていて陰鬱な気分だけど、傘をさし仕方なしに
コインランドリーに向かう
意外と混んでいて1台以外は全てドラムが回転している
でも待ち人はいない...

私はこんなときに限ってコインが無く、
外の自販機で濃い目ミルクティーというのを買って千円札をくずす

コインランドリーは慣れないながらも洗濯は洗濯機がやってくれる
長い椅子に1人、ミルクティを飲みながら一通りのことが終わるのを待つ

外は雨が降っている
雨音とドラムの回転音がただ響く

他4台の乾燥が終わりそうになると、それぞれの中身の主が大きな袋を抱えて登場する

外の雨音は絶えないが
回転音は一つだけになった

さっきまで私が着ていた衣類などが暖かそうに回転する様を眺めていると
私はそこからバサッと放り出された例えばストールのような、そんな風な錯覚に陥ってしまう

ふわりふわりと、
でも、甘すぎるミルクティを片手に持ち、長椅子にしっかりと座っている

2012/03/14

White day

今日の朝食

昨日、1日早く父からホワイトデイの贈り物が宅急便で2箱も届きました
開けてびっくりフルーツの山
籠盛フルーツってあるけれど、こんなにたくさん。。。
籠にも冷蔵庫にも入らない。。。

でも、とってもありがたいです
ちょうどビタミン補給したい頃合だったので、早速今日の朝食となった訳です
ホワイトデイだなんて忘れてたけどこれで気づきました

2012/03/11

Clover


小学生の頃、登下校の道端にクローバーが並んでるところがありました
私は歩きながら、立ち止まらずにそのクローバーの畑から四つ葉を探し当てる名人でした
両手一杯に持ち帰ることもありました
ひとつ見つけるとその近くに次々に見つかることが多くありました
そんな訳で大人になった今でもクローバーの固まりがあると自然と目が四つ葉を探してしまいます

あれから一年経ちました
今日は私は朝から偏頭痛がしたけど、そんなこと言ってはいられない、
ちょうど一年が経とうとしたその瞬間、
流れる時間の中で、姿勢を正し、いろいろと思い、祈りました

2012/03/07

SAKURA iro

家で食す餃子、水餃子はこのラー油、
ペンギン食堂の“石垣島ラー油”と酢醤油で

父親さんが沖縄に旅行した際、お土産に買ってきてくれたのです
どうやら結構探し回ったくれたようで、大事に使ってます
そのほかに島ラッキョウのラー油など、ラー油ばかり何種類も買ってきてくれたのですが、
その感覚、やはり不思議と思います
とにかくそれも大事に使いまわして使っています

2012/03/05

Dark and Light

モノクロームの映画“ニーチェの馬”とは全く趣向が違うけど、
どうにもならない現実と対峙するという点で
同じ要素をもつ演劇、“チャンポルギーニとハワイ旅行”というものも10日前ほどに鑑賞したのだった

五反田団&いわき総合高校の高校生が繰り広げる“チャンポルギーニとハワイ旅行”
5年前から毎年、東京で公演されていたのは知らなかった
今回は特別な意味を持つものだと思いながら予約し鑑賞

避けては通れない題材(実際に彼らが前線で直面している)“原発と放射性物質”を扱い、
ユーモアを交えて展開する

“原発と放射性物質”コレが闇や影だとしたら
高校生が展開する個々のストーリーやそれぞれが持つエネルギーは絶対的な光

ハワイ旅行を懸けたフラダンスの大会用のココナッツブラの代わりに茶碗ブラを見立てるくだりや、
なかなかうまくいかない苦い恋愛模様、原発に接近する謎の怪物チャンポルギーニを追い払おうと、
友達のために必死にUFOを呼ぼうとする儀式の風景などは、
可笑っしくて声を出して笑わずにはいられなかった

闇や影が深く覆うように広がり浸透するならば、
高校生たちが放つ光は直線的で、不確実性はあるけれど衝撃をもつ
その光はさらに、闇や影を受け入れつつ、層の異なる別の闇や影(青春特有のほろ苦さともいう?)を内包しつつも、それとは全く関係ない次元のところで干渉せず、キラキラと輝くのだ

現実は切なく、容赦なく非情で、キラキラが眩しいが故に、闇や影が一層濃く見えたりもする
それでも何とかしないと何とかならない...

とにかくキラキラのエネルギーを持った、高校生たちがとてもいとおしく、
そうした彼らがいることを、センチメンタルにではなく、心に留めておきたいと思ったのでした

Horse

タル・ベーラ監督“ニーチェの馬”鑑賞

馬の毛が風になびき、砂嵐が吹きすさぶ
過酷な現実に淡々と順応する
徹底的にそぎ落とされた生
底なしの暗さと単調な時間の流れに、観るのには忍耐とある種の苦痛も伴うけれども、
そこには試される美しさと覚悟のようなものがありました
スクリーンに映される映像は、粒子がうごめくようにきれいで、
黒はスクリーンを焦がすほどの、
または鍋底にこびり付いた積み重なったいわれの知れぬ炭のような、強く深い黒でした

2012/03/01

MARCH なう

昨日は4年に一度の閏年、結構な雪!
私としては、なんやかんやの帳尻が合った、合わせた、模様...

今日から3月、昨日とはうって変わり、晴れ晴れして春の匂いがします
ベランダの熱帯植物たちに積もった雪は既に溶け、
心なしか水風呂から上がって、温かい湯につかる時のような血流の良さが透けて見えるような...
そんな感じ?でしょうか

今から目黒川の桜、楽しみ楽しみ