2011/10/04

House inside city outside house






































家の外の都市の中の家
~TOKYO METABOLIZING

ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築帰国展
@東京オペラシティアートギャラリー


東京には路地がたくさんあって、家と家の隙間が少ない
かつて広い土地を所有していた地主が亡くなると
その土地と建物を維持するのは、日本では特に東京では膨大な相続税と固定資産税がかかる
そのため2代目、3代目となるとそれが維持できず、土地と建物がどんどん細かくなっていく
奥沢での例を挙げて紹介している

都市というグループでみると、それはヨーロッパの街並みにみられる建物の連続ではなく、
ひとつひとつ独立した建物の集合体であるという

定点カメラによるヨーロッパと東京の街並みの変化を映し出した映像は、
2つ並べて見ると圧倒的に速度が違うというのにも驚き

この東京の都市の変化を新陳代謝のよい体系―メタボライジングというのはおもしろいです



一つ一つの暮らしに目を向けてみると、“プライベートやお付き合い”、
“小さな空間をいかに活用するか”などとということを考えます


細い路地に鉢植えの小さな緑が並んだり、洗濯物のワイシャツが道に落ちてたり、
お向かいの部屋の電気が点いたのが見えたり、鳩がベランダに巣を作りにきたり、
窓に差し込むささやかな光を慈しんだり…

良くも悪くもこれはある意味東京的というのかもしれません




オペラシティアートギャラリーの入場料は、閉館1時間前18:00以降に入場すると
入場料が半額の500円になります 

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