2011/11/17
mariage
一人旅、ニューヨークの話
ちょうど11年前、ニューヨークのグッゲンハイム美術館では
ジョルジオ・アルマーニ展が開催されていました
カタツムリの殻の中みたいなグルグルとした緩やかなスロープの壁際に
途切れなくまばゆい装飾が施されたドレスを纏ったマヌカン達が並んでいました
建物の中心が吹き抜けとなって、確かロビーで演奏されていた弦楽器の調べが上へと上っていく。。
ニューヨークのこの頃は寒い
吐く息も真っ白
時差ボケが残る中、数ブロックも歩いてやっとたどり着いた先でした
目に余るほどの煌く反射とそれが作り出すきらびやかな世界、
絨毯から出てるんではないかと思ってしまうような贅沢な暖房、人の熱気、
辺りに反響する優雅な旋律、目が回るように配置されたマヌカンたち...
いろんなものが境目なくなって、ボーッと足が動くままに鑑賞してました
素晴らしかったということです
長い列の順番待ちを経た入場口の受付での
“Admission fee”が“Admission free”と聞こえ、
私はなんてラッキーな日に来たんだろう!と思い、せめて2ドルくらい(確かそのくらい)でもと思って恐る恐る受付のおばさんに渡した時のおばさんの対応は、、、
私の顔を確かめるように見て、そのまま通してくれたのです!
貧乏なアジア人学生と思ってくれたのでしょう(既に学生ではなかったです)
そのときは私、聞き間違いしたことに気づきませんでしたが・・
インドとは違う意味で懐が大きいと思います
記憶に残る催しでした
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